メールマガジン第184号を発行しました

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今号の編集後記より

高校授業料無料化から朝鮮学校を排除する件について

鳩山首相は、納税者に約束した高校授業料無料化に関して、朝鮮学校在籍生徒を、拉致問題とのからみから対象外とする閣内の声に同調する旨表明しました。
これは、よく考えるとおかしなことばかりです。朝鮮学校生徒の保護者は、公的扶助が無くとも学費を納めます。授業料無料化は学校支援ではなく家計支援が目的なはずです。また、「朝鮮学校でどのような教育が行われているか不明である」ことを理由としていますが、不明ならばまず調査するのが当然ではないでしょうか。
さらに、朝鮮学校在籍者のなかには、多数ではないとはいえ、日本国籍のこどもが一定程度います。政府は、自国民に対する不当な差別を率先して行うことに、何らの疑念も抱かぬのでしょうか。また、外国籍ではあるが住民として納税の義務を果たしている朝鮮籍や韓国籍等の市民を、説明できない理由で差別するのもいっさい気にかけないのでしょうか。
どうやら、「友愛」の道はここに完全に閉ざされることとなるようです。

(EAS)



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